クラウドソーシングでロゴ作成を依頼する3つの方法のメリット・デメリット

ロゴ作成はクラウドソーシングを利用すると3通りの依頼方法があります。サービスによって呼称には違いがありますが、タスク、コンペ、プロジェクトの方法から自由に選んで仕事を依頼できます。この記事ではロゴ作成を依頼するときにそれぞれの方法を選ぶメリット・デメリットをまとめました。

どの方法で依頼するのが良いかを考えてみましょう。

ロゴ作成をタスクで依頼するメリット

クラウドソーシングのタスクによる依頼は、単発の案件として特に直接の契約をすることなく募集する方法です。募集を出すとクラウドワーカーが案件を獲得し、作業を終えたら納品してくれる仕組みになっています。1つの募集を出した場合には1人のクラウドワーカーからの納品ですが、5つの募集枠にすると5人のクラウドワーカーから納品してもらうことが可能です。

納品を受けたら検収をして、原則として個々のクラウドワーカーに報酬の支払いをします。ロゴ作成をタスクで依頼する方法は納品のスピードが早いのがメリットです。多くのクラウドソーシングプラットフォームでは大勢のクリエイターがタスクを探しているので、魅力的な案件ならすぐにタスクを始めて納品してくれます。

内容的が難しくない場合には数時間後には納品されることもあります。クラウドワーカーにとっては時間があるときに気軽に案件を探して働けるのがメリットです。コンペやプロジェクトに比べて制作相場が低いのも依頼するメリットです。

タスクであればロゴ作成を1万円前後で依頼してもクリエイターに興味を持ってもらえるので、コストを抑えたいときに適しています。

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ロゴ作成をタスクで依頼するデメリット

ロゴ作成をタスクで依頼すると完成度のばらつきが大きく、場合によってはコストがかさんでしまうのがデメリットです。クラウドワーカーの技術レベルは人によってまるで異なります。センスにも違いがあるので、期待しているようなイメージのロゴにならない場合もあります。

それでも納品された場合には原則として報酬を支払わなければなりません。修正依頼を出すことは可能ですが、そもそも腕が悪い、センスがまるで合わないという場合には何度も修正してもらったとしても完成度が上がらないでしょう。

結果として再度タスクの案件を出さなければならず、コストが倍増してしまうリスクがあります。

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ロゴ作成をコンペで依頼するメリット

クラウドソーシングのコンペによる依頼はクラウドワーカーに競争させて、より良い作品を選ぶ方法です。コンペでは採用されたときに支払う賞金を定めて応募者を募集します。最も優れている成果物を作ったクラウドワーカーの作品を採用する仕組みで、たくさんの応募があったとしても最初に定めた賞金だけ出せば良いのが特徴です。

ロゴ作成をコンペで依頼すると多数のロゴを比較してベストを選べるのがメリットです。1つの案件を出すだけでたくさんのクリエイターがロゴを作成して応募してくれます。審査基準を明確にしておく必要はなく、期日までに揃ったロゴを見て最も良いと思ったものを採用すれば良いだけです。

一般的にコンペで応募してくれたクラウドワーカーに微修正を依頼しても無償で応じてくれます。クオリティーの高いロゴを一回の募集で手に入れられる可能性が高いのがコンペの魅力です。たくさんのクラウドワーカーのセンスによって作られたロゴを比較してみると、新しい発見があることも多く、アイデアも募集したいときには特に適しています。

ロゴ作成をコンペで依頼するデメリット

ロゴ作成をコンペで依頼すると応募がまったくない場合もあるのがデメリットです。特に賞金が高くないと応募しないクラウドワーカーも多く、優秀な人ほど高額の案件に力を注ぐ傾向があります。

ロゴ作成でも十万円以上の金額にすれば応募が集まりやすいですが、ロゴ作成はもともと単価が低めなので高額の賞金を設定するのは躊躇してしまうでしょう。

金額設定を誤ると応募ゼロだったり、素人が描いたロゴの応募がいくつかあるだけだったりするので注意が必要です。

ロゴ作成をプロジェクトで依頼するメリット

クラウドソーシングでプロジェクトによる依頼をする方法は、クラウドワーカーと直接契約を結んで仕事をしてもらうのが特徴です。

オンラインでプロジェクト案件として募集し、クラウドワーカーにまず応募してもらいます。そして、応募者の中から選考をして依頼するクラウドワーカーを決めた後、必要に応じて詳細を説明して制作に取り掛かってもらうというのが一般的な流れです。

納品を受けた後も修正依頼をして改善を求めることもできます。検収が終わった時点で契約に従って報酬を支払うことで取引が完了します。ロゴ作成のプロジェクトによる依頼では柔軟性が高いのが最大のメリットです。個別に契約をするので、ロゴの完成度が十分に上がるまで制作作業を続けてもらえます。

また、今後もロゴ作成をする必要がある場合には、安心して依頼できるクラウドワーカーを見つけることにもつながります。クラウドソーシングサービスではクラウドワーカーを指定してプロジェクトを組むことも可能です。

信頼できる依頼先が見つかったら継続依頼をして対応してもらうこともできます。クリエイターならロゴ作成以外の案件も相談できるため、将来的に役に立つ外注先を確保できるのもメリットです。

ロゴ作成をプロジェクトで依頼するデメリット

クラウドソーシングでプロジェクトを利用するとクラウドワーカーとのやり取りが必要になるのがデメリットです。タスクやコンペの場合には募集を出したら後は放置しておくだけで構いません。クラウドワーカーが募集内容を見てロゴ作成を進めてくれます。

しかし、プロジェクトでは契約がかかわるため、仕事の内容についての詳細を開示して欲しいと言われたり、契約金額や納期の交渉が合ったりする場合があります。契約後にデザインについてのヒアリングをしたいという希望が出てくるケースもあります。

また、依頼したクラウドワーカーが納期を守らない、連絡が取れないといったトラブルが起こることもあるのでプロジェクトを組むときには注意が必要です。

ロゴ作成を自作するメリットと作成のポイント

クラウドソーシングでロゴ作成を依頼するなら3つの方法を比較しよう

ロゴ作成をクラウドソーシングで依頼するときにはタスク、コンペ、プロジェクトの中でどれが最も良いかを比較して決めるのが大切です。

早くて費用も抑えやすいのはタスク、競争によって優れたロゴができるという期待があるのがコンペ、柔軟な対応を依頼できるのがプロジェクトです。予算や納期との兼ね合いも考えて最良の選択をしましょう。